鋼管杭圧入工法
この工法は、建物の基礎下を掘削して通路を確保し、その基礎下の各所から地盤内の下方向に小口径鋼管を継ぎ足しながら地盤の支持地盤まで圧入させ、その反力で家屋を持ち上げ沈下を修正する工法です。
特徴
- 家に居住しながら工事をすることができるので、引っ越しの必要性がありません。
- 大きな機械を使用しないので、振動、騒音もなく安全に作業が可能です。
- 重機等を使用しないので、狭い場所での施工が可能です。
- 支持地盤まで杭を到達させるので、再沈下を防ぐことができます。
作業手順
- 地表より作業スペースを人力掘削する。
- 掘削した底面に鋼管を建て込み、ジャッキで下方に押し下げる。
- 鋼管を継ぎ足し、支持地盤まで貫入させる。
- 貫入が止まったら、家屋が持ち上がるので、各所で準備をする。
- 各所の準備ができたら、家屋の水平を測量しながらジャッキで家屋の沈下修正を行う。
- 家屋が水平となったら、支持台を設置し、周囲を気泡モルタルで固定する。
- 地表部を埋め戻す。
工事フロー(鋼管杭圧入工法)
- 準備工機材搬入
- 掘削土間ハツリ、床下掘削、トンネル堀り
- 鋼管杭圧入工鋼管杭圧入、溶接、支持層到達
- 調整支持台設置建物レベル確認
- 家屋の持ち上げ家屋の水平確認
- 調整支持台の固定ジャッキ撤去、埋め戻し
- 埋め戻しエアーモルタル充填、
土砂埋め戻し - 基礎部分の補修基礎コンクリートの
クラック等の補修 - 基礎部分の補修整地、清掃、機材撤去
作業写真
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